2016年 記紀・万葉ウォーク【かぎろひへの道】
宇陀ビジターセンター(大宇陀温泉あきののゆ)の大谷です。
奈良県内各地のボランティアガイドが厳選した全16コースで古代奈良の歴史を体感できる、記紀・万葉ウォークのご紹介します!
地元のボランティアガイドの方が、現代と古代をつなげ、さらに参加した皆さんが古代と未来をつなげていく。皆さんひとりひとりが楽しみながら、歴史とのつながりを実感するイベントです。
今回ご紹介するコースは、まず初めに古代朝廷の狩場として万葉集の舞台にもなった「猟路の池伝承地」を訪れます。その後地元の方はもちろん県外の方からも人気の「うだアニマルパーク」へと移動。
次に訪れる「阿紀神社」には、古びた能舞台が据えられていますが、宇陀の地は元和年間(1615~1623)に織田藩の治所となり、その三代目の当主・織田長頼の頃に阿紀神社で能楽が奉納されました。それを起源としてこの能舞台では、寛文年間(1661~1673)から大正時代まで能楽興業が行われてきました。大宇陀町は平成4年に薪能をこの神社で再開し、平成7年からは「あきの蛍能」として6月中旬に能楽を開催しています。
あきの蛍能についての記事は→こちら(「工房すみれ」さんサイト内)
最後は阿紀神社の近くにある「かぎろひの丘万葉公園」です。宇陀川沿いの小高い丘にあり、柿本人麻呂(かきのもとのひとまろ)が当地で詠んだ秀歌「ひむがしの野にかぎろいのたつ見えてかへりみすれば月かたぶきぬ」を刻んだ歌碑が立っています。かぎろひ、とは厳冬のよく晴れた日の出前の東の空を彩る陽光のことで、人麻呂がかぎろひを見た旧暦の11月17日に合わせて、毎年12月下旬にこの場所で「かぎろひを観る会」が開かれています。
数々の歴史が伝わる地域を訪ねて、万葉の世界を感じてみてはいかがでしょうか?
阿騎野(現・大宇陀)おすすめ観光スポットは→こちら(「歩く・なら」サイト内)
他にも様々なコースが用意されておりますので、詳しくは「歩く・なら」サイトをご覧ください。

記紀・万葉ウォーク【かぎろひへの道】
開催日 2016年10月23日(日)
集合 道の駅「宇陀路大宇陀」14時頃
コース概要 猟路の池伝承地→うだアニマルパーク→阿紀神社→かぎろひの丘万葉公園
案内団体 宇陀市観光ボランティアガイドの会
申込方法 事前受付(はがき・FAX・Eメール)
申込・問い合わせ 宇陀市 商工観光課〒633-0292 奈良県宇陀市榛原下井足17番地の3
・電話番号 0745-82-2457 ・FAX 0745-82-8211 ・E-mail s-kankou@city.uda.lg.jp
※申し込み受付は、9月1日(木)~10月17日(月)必着